神田祭と手ぬぐいデザイン展

平成29年が開けた時に、「今年は月一で、ブログ書くぞ!」と自分に誓ったものでした。気がつくと今年も3分の1が過ぎ、自分の意思の弱さに嫌気がさすのです・・が。はい、ごめんなさい。久しぶりのブログです。こんな私でも意地になって 「これは絶対に実現するぞ」と思う事があるのです。

それが、’ギャラリーで神田祭にあわせて、江戸の粋を紹介するぞ!’なのです。

2年に一度の神田明神の神田祭。いよいよ5月11日(木)から始まりました。私も11日夜、御祭神を本殿から鳳輦、神輿にお遷しする「鳳輦神輿遷座祭」(ほうれんみこしせんざさい)という祭事を間近に拝する事ができ、その荘厳さと神秘さに心から感激してしまいました。

おそらく古代から今に至るまでつづくご祭神への崇敬。その一方で神田明神は、現代のサブカルチャーを積極的に支持しておられます。遷座祭が執り行われている社殿の後ろのビルで、ビジネスマンが残業しているのがその象徴にも思えました。

神田明神を中心に神田、秋葉原、日本橋等々の外の街に流れる時間は日々変化しているけれど、神社の中の時間はある意味ずっと止まっているようにも思えるのです。

神田明神下でギャラリーをオープンした際、その、止まっている時間に憧れた部分もありました。何と言っても江戸の中心の神田。その文化を伝えたい。そこで・・・

5月10日より当ギャラリーで「六代目春風亭柳橋一門 手ぬぐいデザイン展」を開催しています。

江戸の大衆芸能文化を担ってきた落語ですがその小道具としておなじみの手ぬぐい。そのデザインって多様ですごく面白いんです!

落語家さんだけに洒落をきかせたもの、古典的な柄もの、現代の人気漫画家さんがデザインしたもの、普段は噺家さんの手ぬぐいはたたんであるのでわかりませんが、広げるとこんなに凝ったデザインなのかと感心すること請け合いです。本当に見ていて楽しいですよ。

今回、春風亭伝枝師匠の監修で、手ぬぐいの説明はもとより、正確かつ詳細な六代目柳橋一門の系図、エピソードも紹介されていて、熱烈な落語ファンでも充分に満足されるであろう、見応えある展覧会になっています。

それとともに

13日(土)に春風亭伝枝師匠、春風亭昇也さん

14日(日)に春風亭伝枝師匠、春風亭柳若さん

の落語会を15時から行います。ぜひ神田祭の1日をギャラリー明神下で満喫してくださいね。

ね、粋でしょう?

ね、願えば叶うでしょう?

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